2007年02月28日

070228 丸窓について

 この建物には、アクセントとして丸窓が付いている。この製品は、トステムのものだが、FIX(嵌め殺し)である。

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トステムの製品には、たてすべり出し丸窓があるので、これを使いたかったのだが、なんと、たてすべり出し丸窓の色はブロンズのみの設定しかない。

他のメーカーも探したが、見つからない。木製ならあるのだが、価格が高すぎる。
また、大きさが小さければ、シンプルアートシリーズにあるのだが、今回の意匠には採用できない。

ということで、今回はFIXとなってしまったのだが、現在設計中の物件で施主がどうしても開く丸窓という要望なのでさらに探してみたら、見つかった。

有限会社ナガエ刈谷サッシセンターというところで製造している。大きさも今回と同じ700φがあり、価格もそこそこだと思う。ただし、木造専用ではないので、取付に少々工夫が必要である。

 次の物件では、開く丸窓を実現させるつもりだ。


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070228 大工さん違うよ!-その1

 昨日の夕方、大工さんから事務所に電話があった。内容は、ユニットバスのところに窓を付けようとしているのだが、図面通りだと、開口許容範囲を6pほど超えてしまうという内容だった。
 ラムダ割りで窓の高さを指示していたのだが、ユニットバスの開口範囲を超えていたという認識はなかったので、急きょ本日現場に行くことになったのである。

 電話を切った後、ユニットバスの詳細図やサッシュの詳細図を見直して検討すると、確かに9o食い込むことがわかったが、大工さんの言うように6pなどという数値ではなかった。

 現場について、大工さんから事情を聞きながら取り付けてあった他の窓を見ると「ん?ちょっと高いなぁ」と感じたので、もう一度高さの基準を大工さんと調べると、5pほど高さが高く付けられていたようである。

 大工さんは、「しまった!」という顔をしていたが、修整せざるを得ないので、すぐに修整を始めた。

 見渡すと、2階の窓は、5箇所付いており、そのうち3箇所を修整しなければならなかった。

 こればかりは、「がんばって修整してね」としかいえないね。>大工さん!

でも、この大工さんは、自分のミスは素直に認め、良い建物を造ろうと積極的な態度なので頼もしい限りである。
 それに比べ、主任は、「ユニットバスだけ少し下げても、わからないじゃないですか」などと気持ちを逆撫でることを平気で言うから困ったものだ。

 ちなみにTOTOに9o食い込むのは、施工誤差の範囲内かどうか確認してもらったらOKとのことだったので、割付通りに窓の設置ができるようだ。

 今度は、もう少し安全側に窓の高さを低くしておこうと思う。
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2007年02月24日

070224 ショールーム巡り(その2)

 今日は、ショールーム巡りの第二弾。キッチンと門扉を決めに行くことになっている。
 キッチンは、土浦の家と同じダイヤである。ショールームは赤羽にあるので、まず最初にここからスタート。

 今回のキッチンは、施主がどうしてもオープンにしたいということで、オープンエアキッチンシリーズを採用した。ここで決めるのは、主にカウンターの色と扉の色である。
 施主は、カウンターも扉も白と決めていたが、白にもいろいろと種類がある。当然、コストにも左右される。カウンターは、さすがに真っ白だと汚れが目立ちすぎるので、少し斑の入った「フロスティホワイト」を選択。扉は、メラミン化粧板のタイプが見積に入っていたのだが、かなり光沢が強い。施主もつや消しが良いといっていたが、個人的にもなぜ鏡面仕上げが良いのかわからない。
 おそらくピアノ塗装を意識してのラインナップと思われるが、メーカーも再考して欲しいものである。
 いろいろと悩んだ末に、結局この鏡面タイプの白を選択した。

 カウンター下に物入をつけていたが、一部中止し、その分の金額を他に回すことに。
 それは、コンロである。見積上は標準タイプとなっていたが、ショールームにあった「ピピットコンロ」を見てしまい「これにしたい!」とのこと。
 確かにつまみも綺麗だし、デザイン的にすぐれている「まさにガスだね」と言っている田村正和の顔が浮かんだ。
 でも、価格は定価で3倍!。営業の人は、調整してみますと言っていたけど、大丈夫なのだろうか?

 食事後、門扉を決めるために東洋エクステリアのショールームに向かう。
 設計では、ステンレスの門扉をデザインしていたのだが、予算に合わずに既製品となってしまった。
 私自身、既製品で気に入ったものがなく、予算を入れておく意味で、アルミの鋳造タイプを選んでおいた。

 これが、選んでいたフラットモダンDA型

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高さ1400タイプを選んでいたのだが、施主の奥さんは、高さが1800欲しいといいだした。

これが、1800タイプである。
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 これじゃ、動物園のオリみたいだ!。もっと敷地が広く、アプローチが十分とれればおかしくないけれど、今回の計画ではねぇ・・・・。

 ご主人もこれは高さが高すぎるという意見のため、高さは1400で良いことになるが、今度はご主人が、この門扉だと格子が細くてイヤだと言い始めた。

 ショールームのお姉さんにいろいろと製品を紹介してもらうが、鋳造タイプは、重量の問題もあり、太い格子は用意されていない。かといって、太い格子は、アルミの引き抜き材なので、重量感が出ない。さらに、門扉の巾も決まっており、なかなかフィットする門扉が見つからない。
 そもそも既製品の門扉の高さは、1000と1200が一般的で、1400というのもあまりないようである。

 あれこれ検討していると、あっという間に2時間半が経過した。
 
 そろそろ決めようよ。

 誰からともなく、そういいだし、製品を絞り込み、ようやくプログコートタイプに決定した。

これで、一応ショールーム巡りは終了した。みなさん、お疲れ様!
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2007年02月23日

070223 サッシュ取付開始

 サッシュの取付が開始された。今回初めてシャッター付のサッシュを使用する。これまで、シャッターをサッシュと別に取り付けたことはあったが、一体型のサッシュは、はじめてである。
 意匠的にシャッター部分が出っ張るので、好きではないが、機能面とコストを優先し、採用となった。
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シャッターは、この時点でついていないため、余り目立たないが、シャッターケースが付くと目立つんだろうなぁ・・・。

内部に関しては、南側床梁のころび止めも付いた。ここは、力がかかるので、なるべく断面欠損を少なくしたいという考えから、梁の欠き込みをせず、下に柱があるところは、ダボでずれを防いでいた。
 しかし、木住研 宮越氏より「せめて5分ぐらいは欠き込まないと不安」との指摘があり、左右の振れ止めとして角ものを入れてもらった。

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2階のバルコニー袖壁もできていた。

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この袖壁は、役所と建築面積に入る入らないで、かなり論議をしたのだが、やはりあった方がよかったと思う。

 ここは、2階のハイサイド窓になるところ
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天気の良い日は、室内から青空が見えるだろう。

 今回の外壁は、ラムダを使うが、サッシュの位置とラムダの割り付けは、本来現場で検討するのだが、なかなか進まないので、しびれを切らして自分で行ってしまった。
 ということは、責任がすべてこちらになってしまうが、たぶん綺麗に納まるだろう。
 また、ラムダの標準割付寸法は、304(金具止めの場合)だが、最近のサッシュに合わせて300タイプもあることを知り、今回初めて300タイプを採用した。

 割付がうまく行くことを祈る。
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2007年02月17日

070217 防蟻処理

 今日現場に行ったら、すでに防蟻処理が行われていた。現場はというと、土曜日なのに大工さんたちがいない。
 主任に電話すると、「休みとは聞いていないんですが・・・」という答え。
 仕方ないので、施主のところに行って、次週行く予定になっているショールームの件を打ち合わせした。
 何か問題があったのか?・・・。

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あとで大工さんに聞いたら、単なる休みだったらしい。ちゃんと工程管理してくれよ>主任!
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2007年02月15日

070215 建築指導課から電話あり!?

 先ほどさいたま市の建築指導課から電話があった。何か問題があるのか不安になったが、相手の話を落ち着いて聞くことに・・・。

指導課担当者:「大宮区○○に××邸の住宅を建設中だと思いますが」
私:「ハイ。何か?」
指導課担当者:「設計変更等していますか?」
私:「イイエ。確認申請時のママですが。」
指導課担当者:「配置は変更ありますか?」
私:「イイエ。設計図通りです。で、何か問題でもあるのですか?」
指導課担当者:「いやいや、先ほど近隣の方から連絡があり、風致地区なのに建ぺい率をオーバーしているのではないかと言われたもので・・・。で、概要書を確認したら、角地緩和で50%になっていましたから、おそらくこのことかなと。以前は、風致地区内の角地緩和をしていなかったので、近隣の方はそのことを知らないのかもしれませんね。」
私:「角地緩和ができるようになったのは、最近のことだったのですか。知りませんでした。」
指導課担当者:「現場は見ていないのですが、確認時からの変更はないですよね」
私:「ですから、変更はしていませんと先ほどお伝えしましたが」
指導課担当者:「検査済証は取りますよね」

思わず、「役人が言う言葉ではないだろ!」と言いたかったが・・・。

私:「もちろんです。」
指導課担当者:「昔は6割ぐらいしか検査済を取らないから、心配だという意見も近隣の方からいただきましたので・・・。では、完了検査の連絡をお待ちしています」

私:「ハイ。そのときは、宜しくお願いいたします」

エライ!なんてエライ近隣の方なのだろう!
地域の新築建物を自主的にパトロールしてくれるとは。しかも、完了検査もきちんと受けるよう役所を通して設計者に伝えるなんて!

ということで、近隣がうるさい地域は、良い環境が残るといわれるので、よい方に解釈しましょう>お施主さん!

住み始めてからのトラブルがないことを祈る!


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2007年02月10日

070210 ショールーム巡り(その1)

 今日は、TOTOショールームでユニットバスや便器などを実際に見てもらい、色などを決めてもらう日である。TOTOショールームは、新宿の事務所の近くなので、非常に便利だったが、今回は、現場が大宮ということもあり、大宮のショールームに行くことにした。
 私も行くのは、はじめてだったが、スタッフも結構いて、お客さんも多かった。
 打合せテーブルには、40インチはありそうな液晶ディスプレイが設置され、パソコンでいろいろとシミュレーションしてくれる。

 はじめに洗面からスタート。施主は、「土浦の家」を見学しており、2階の洗面ユニットは、同じものをとすでに決まっている。

 SO! ピンクである(^_^;)。

 この時点から、今回の色に関しては、テンションが下がっていたので、次々と決定していった。ユニットバスは、壁の一面を変更したいとの要望があり、金額が変わらないのは、例のごとく「うすいグリーン」「うすいブルー」「オレンジ」から選択する。
 土浦での経緯を聞きたいということだったので話しているそばから「うすいグリーン」に決定!

 こんどは「ミドリ」だ!

 土浦の施主(奥さん)のスマイルフェィスが目に浮かぶ。

 しかし、今回は1717というサイズにしていたのだが、このパネルを選ぶと他のパネルとバランスが悪くなり、他のパネルも合わせると、定価で4万円減額となるとアドバイザーからいわれた。
 よくカタログを見たら、同じ1717でもワンランク上の機種を選んでいたようだ。鏡は上にRが付いており、個人的には好まないので、四角に変更するかどうか聞くと、施主はこれが気に入っているらしく、変更する気はないようだ。

 結局、扉を折り戸から開きに変更したり、小物を追加したりと、4万円の減額分で買い物をしたようになってしまった。
 
 予算は変わらないと思うが、現場の主任に説明するのが面倒だなぁ・・・。

 ショールームは、本日TOTOのみということで、現場に向かい、外壁材と床材を施主に見せて、了解をもらった。

 ちなみに現場は、足場がかかってしまったので、こんな感じ。

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 大工さんからは、サッシュの納まりや枠の納まり等の質問が続き、6時近くまで打合せが続いた。

 現在不安な箇所は、外壁のラムダの割り付けと玄関のスリット状のFIXサッシュの納まりかな。
連休が明けたら、次のショールームの手配をしないと・・・。

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2007年02月06日

070206 祝上棟!

 今日は、上棟の日。
朝8時30分に現場に到着すると、すでに一番梁成のある梁が架けられていた。
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しばらくすると、基礎屋さんも登場し、昨日問題となった基礎を壊し始めた。
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 コンクリートの強度は、時間が経つごとに増してくるので、まだ打設して間もないコンクリートは、意外にもろく、大きなハンマーでたたくと「ボロッ」と砕けてしまった。>勉強になりましたよ。基礎屋さん

 10時近くになり、2階床とバルコニーを一体で支えるメインの梁が架け始めたら、大工さんたちが困った表情をしていた。どうやら、プレカットで加工していないところがあったようだ。
こういう場合は、プレカット工場に、どのように文句を言えるのか興味のあるところだが、大工さんたちは、足場の悪いところで加工し始め、何とか設置することができた。
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 午後になり、屋根の登り梁の設置が始まり、だんだん建物らしい形になってきた。
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午後3時頃に建て方は終了した。みなさん、お疲れ様でした。
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 その後、土浦の家で工事をしてくれた板金屋さんが現場に現れ、屋根の打合せを行い、この日は無事終了となった。

 ところで、なぜタイミング良く板金屋さんが現れたか聞いてみたら、板金屋さんは、このブログをチェックしているようで、今日は上棟だから、屋根の感じを見に行こうかなと思っていたそうだ。
 なるほど、こういう活用方法もブログにはあるんだと感心してしまった。

 明日には、屋根の下地材が張られ、天気予報では雨が降ることになっている金曜日には、防水紙まで貼ることができることを願っている。

 大工さん、よろしく頼みますよ!
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2007年02月05日

070205 建て方開始

 今日から建て方が始まった。早朝より現場に木材が搬入され、大工さんたちもやる気満々!

□トラックから次々と材木が荷下ろしされる
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でも、いつになっても土台を据え付けない。理由は、基礎パッキンが届かないのだそうである。
「主任!何手配しているの?」とつっこむと、搬入業者には伝えてあったのだけど、午後一番の搬入になっていたとのこと。いきなり午前中の作業がトーンダウンしてしまったが、そのぶん大工さんと納まりの打合せができた。

打合せの時に何気なくカーポートの基礎を見て、「おやっ?」と思い、図面を確認したら、なんと通り芯が合っていない!
この部分は、後から施工しているので、私も確認できていなかった。主任に測ってもらうと、確かに80oずれていた。

「さて、どうしましょうか・・・。」当然、主任はこのままにして欲しいという顔をしている。
 明日は、上棟だし、このままにするべきか、打ち直しを指示するか、思い悩んだが、木材がプレカットでできているので、基礎を合わせないとだめだという判断から、明日、上棟日にもかかわらず、一部基礎を壊して再度コンクリートを打つことになった。

 主任は、大工さんに「この建物は設計が複雑だから、間違えやすいんですよ」なんて言い訳していたが、こんなのひとつも複雑じゃないじゃないの!。通り芯が合っていないなんてしろうとでもわかるよ!。なんか先行き不安になった。

□このアングルから見ると芯が通っていないのがよくわかる。
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 午後にようやく基礎パッキンが届き、土台の据え付け作業が始まる。

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 今日は、1階の柱を立てて終了となる。いよいよ明日は、上棟だ。無事に建ち上がることを祈ろう!

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2007年01月25日

070125 基礎コンクリート完了

 今日は、基礎コンクリートの仮枠を外す日である。別件で上尾市役所へ行った帰りに現場に立ち寄ってみた。すると、基礎屋さんがちょうど仮枠を外していた。

□鋼製仮枠では、仮枠受けの金物が飛び出している
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飛び出した金物は、簡単に切断できるようになっているが、やはり表面に金物の断面が見えてくる。
南面は、地面からあまり出てこないので、目立たないと思うが、カーポート周辺は、やはり気になってしまう。

□南面の状況
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□カーポート廻り
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モルタルを塗ると、いかにもモルタル塗り(当たり前か!)に見えるので、基礎屋さんと打ち合わせして、コンクリート打ち放しの補修材で塗ってもらうことにした。
ただし、南面の塀の基礎は、施主から「コンクリート打ち放しのイメージで」ときつく言われているので、鋼製型枠ではなく、木のパネコートを使うよう、主任に伝えた。

補修が目立たないようにできることを祈る。
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